第20景
すると、ふしぎなことに、大じゃに姿をかえた勝世姫がとつぜんあらわれ、
「久しぶりです。織部どの。私も父上や姉上と同じにこの沼の主になりました。どうかあなたは、この沼の東の方の岸にわたって住み、私たちをお守り下さい」
勝世姫は、そういうと、すうーっと波の底へしずんで行ってしまいました。
織部は沼の向こうにわたり、やぎ沢坂というところに住み、沼を守っていくことになりました。
青森県小川原湖に伝わる玉代姫、勝世姫物語
すると、ふしぎなことに、大じゃに姿をかえた勝世姫がとつぜんあらわれ、
「久しぶりです。織部どの。私も父上や姉上と同じにこの沼の主になりました。どうかあなたは、この沼の東の方の岸にわたって住み、私たちをお守り下さい」
勝世姫は、そういうと、すうーっと波の底へしずんで行ってしまいました。
織部は沼の向こうにわたり、やぎ沢坂というところに住み、沼を守っていくことになりました。