小川原湖伝説 姉沼、妹沼物語

青森県小川原湖に伝わる玉代姫、勝世姫物語

第19景

第19景

一方、玉代姫と別れた織部は、妹の勝世姫をさがしまわった、天間舘(てんまだて)に一泊し、次の日ようやく鶴ヶ崎へたどりつき、しっ玉へさしかかりました。

見ると、そこにははてしもない広々とした大沼があり、水はすがすがしくきれいに見えました。

ところが、どうしたことでしょう。

いままで静かだった沼がとつぜんザワザワ音をたてはじめ、大きな波が立ち、岩の上まで打ち上げてきました。

何ごとかと、織部は、波の間をきっと目をこらして、見つめました。

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